みなさん普段チョコレートは食べますか?身近な人が口にしているところくらいは見ることも多いと思います。筆者は常時チョコレートの袋詰めが冷蔵庫に無いと落ち着きつかないくらいチョコレートファンです。
そんな今や当たり前のように生活に溶け込んでいるチョコレートには、健康にありがたい効果が期待できるとわかっています。今回それをまとめてみましたので、ご覧ください。
カカオマスの含有量によるチョコレートの分類

みなさん普段何気なく食べているチョコレートですが、
チョコレートは大きく分けて、
- ミルクチョコレート
- ビターチョコレート
- ハイカカオチョコレート
- ホワイトチョコレート
の4つに分類されていて、カカオの含有量が多いほど後述するカカオポリフェノールが多く入っています。
それぞれの特徴をまとめてみました。
ミルクチョコレート
カカオマス含有量20%~40%で、甘くミルクのまろやかさが特徴です。子供から大人まで幅広く食べられているチョコレートだと言えます。
スイスの有名なチョコレート職人である、「ダニエル・ペーター」が1875年に初めて板状のミルクチョコレートを作ったとされています。
豆知識ですが、ダニエル・ペーターが単独でミルクチョコレートを作ったという説と、現代のコーヒーメーカーで有名な「ネスレ社」と協力して作ったという説もあり、前者の方が有力な説と考えられています。
どちらにせよ、ネスレ社がその時代からこ今日まで成長し続けてきているということに驚きです。
ビターチョコレート
カカオマス含有量40%~60%でミルクチョコレートより苦みあり、カカオ本来の香りを楽しむことができます。どちらかというと大人な味なので、チョコレート菓子などに「大人の~」とキャッチフレーズのように使われているイメージがあります。
ハイカカオチョコレート
カカオマス含有量60%以上で近年ブームになっています。嗜好品として食べられている傍ら、健康に気を使って食べている方も多くいらっしゃいます。
様々な菓子メーカーが販売していて、一昔前のチョコレートラインナップと比べると断然種類が多くなっています。
中には珍しいカカオを使ったハイチョコレートも見かけることがあり、思わず手に取ってしまったという経験がある方も少なくないはず。
ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートは少し特殊で、カカオマスが含まれていません。
「えっ、じゃあホワイトチョコレートはカカオが原料じゃないの?」
と思われる方がいるかもしれませんがそんなことありません。
ちゃんとカカオ由来の油分である、ココアバターというものからできているからです。なんとなく「バター」という単語から、色が茶色ではなく白であるということが頷けます。
カカオポリフェノールとは

みなさん「ポリフェノール」という成分を耳にしたことがありますか?
近年ではこのポリフェノールが健康に良いと研究でわかってきていて多くの人が注目していると思います。
お酒を嗜む人であれば、「あぁ、赤ワインに入ってるやつか」となんとなく浮かんでくると思いますが、
実はカカオにもカカオポリフェノールが入っており、含まれている量が他の食品よりも多いことがわかっています。
ポリフェノールが入っている食品100gあたりのポリフェノールの量がこちらになります。
- コーヒー 89.5mg
- 赤ワイン 180mg
- リンゴ 220mg
- ハイカカオチョコレート 840mg
ずば抜けて、チョコレートがポリフェノールを多く含んでいるのがわかると思います。
しかもこの中ではチョコレートを食べることが一番簡単ですよね。包装を剥くだけですし!
カカオポリフェノールで認知症・うつ病予防

脳内には栄養分である「BDNF」というものがあります。
この栄養分は脳内で記憶を司る「海馬」に多く含まれていて、神経細胞の働きを助ける役割を担っています。
そこで、カカオポリフェノールで脳内の血流を良くし、BDNFを含む血流を増加させることにより認知機能を高める効果が期待できることが発見されました。
また、うつ病患者の脳内でもこのBDNFが不足していると知られている為、カカオポリフェノールによってBDNFを増やすことはうつ病予防にも期待が持てます。
他にも…
- 便通改善
- アンチエイジング効果
- 高血圧改善
- 動脈硬化予防
- アレルギー改善
このように良いことがたくさんある食品です。
是非これを機にチョコレート生活始めませんか?
最後に
ここまでお読みくださってありがとうございました。
私自身毎日チョコレートを食べているのでこんなにすごい効果があるのは驚きでした。
一つ誤解しないでいただきたいのは、
どんな健康食品にも適量を摂ることによってこそ、効果が発揮されるというものですので、
くれぐれも食べ過ぎには注意してチョコレートを楽しみましょう。